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大学生のうちに読んでおきたい本3選

アドラー心理学の入門書『嫌われる勇気』

インターネットが普及し、大抵の調べ物は本を読まなくてもインターネットですべて済むようになりました。
このためか、本を読む大学生が少なくなってきたと言われています。
本にはインターネットだけでは得られないメリットも多いので、アルバイト授業の準備が忙しいからと言わず、本を読む時間も確保しておきたいものです。

大学生のうちに読んでおきたい本はいくつもありますが、その中でも特にオススメなのが岸見一郎と古賀史健の共著「嫌われる勇気」です。
2013年12月13日にダイヤモンド社から出版されたこの本は、アドラー心理学の入門書として広く読まれています。

オーストリアの精神分析学者であるアルフレッド・アドラーが創始したアドラー心理学は「個人心理学」とも呼ばれており、自己啓発に関した優れた本を探している大学生にはぴったりです。
対話形式で構成されているので、読みやすいのも本書の特徴です。
ビジネス書ランキングで1位を獲得しており、韓国でもベストセラーとなっているほどの人気書籍で、舞台化された他にテレビドラマ化されフジテレビでも放映されて話題になりました。

映画化もされた『何者』

朝井リョウの「何者」も、学生のうちにぜひ読んでおきたい本の一冊です。
第148回直木三十五賞を受賞した同書は映画化・舞台化もされている人気作です。
作者の朝井リョウは早稲田大学卒業、2009年には小説すばる新人賞を受賞しています。

主人公は大学の演劇サークルで脚本をかいている拓人で、彼と友人達が就活をする様子が本音などを交えながら鮮やかに描き出されています。
自己啓発の本やhow toものとはまた違った、小説ならではの面白さが楽しめる本です。

人気作家の小説『シューカツ!』

大学生といえば、やはり就活が最大の関心事の一つですが、もう一冊就活を扱った本として人気なのが吉田衣良の「シューカツ!」です。
マスコミ業界への就職を目指している7人の大学生が登場する同書は、等身大の本として気楽に読めるところがおすすめです。
作者の吉田衣良は成蹊大学卒業後、代理店勤務やフリーのコピーライターなどを経て1997年にオール讀物推理小説新人賞を受賞しました。
2003年には直木賞、2006年には島清恋愛文学賞を受賞するなど数々の受賞歴に輝いており、大学生の間でも人気の高い作家の一人です。

「シューカツプロジェクト」を発動して苦闘とする7人の登場人物たちに共感を覚える大学生も多いのではないでしょうか。
就活は決して楽しいとは言えませんが、就活をテーマにした小説などを読みながら進めていくのも悪くありません。
これ以外にも就活を扱った小説はたくさんありますので、いろいろ読み比べてみるのも面白いでしょう。
三浦しをんの「格闘する者に○」などもおすすめです。