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大学生のうちにクレジットカードを作った方がよい理由

大学生のうちにクレジットカードを作った方がよい理由

イマドキ大学生のクレジット事情

大学事務という仕事柄、現代の学生の経済状況や暮らしぶりはよく理解しているつもりです。
クレジットカードというと使い過ぎやキャッシングの心配がありますが、基本的なリスクを理解しておけばこんなに便利なものはありません。
毎月明細が発行されるため、どんぶり勘定の人間でも家計簿を作成しなくても支出を簡単に管理することができます。

2015年にあるクレジットカード会社がアンケート調査したところ、日本人のカード保有率は84%、そのうち大学生の保有率は60%前後という結果が出ています。
成人年齢の引き下げにより、さらにクレジットカードの作成が緩和されたことから現在はさらに高くなっていることが考えられます。
また、平均保有枚数は全体で3.2枚、20代では2.6枚となっており、大学生も複数のカードを保有していることが考えられます。

大学生のうちにクレジットカードを作っておいた方がいい理由とは

クレジットカードはその場で現金精算するのではなく、後払いで口座から自動的に引き落とされるものです。
就職していない身の学生がクレジットカードを作るのは早いという人もいますが、学生だからこそ審査で優遇されるという面もあります。

社会人になってからは月々にある一定の収入があることが認められないと審査が通りにくくなります。
最近では学生専用のカードもあり、海外利用をした場合その5%がキャッシュバックされるというものもあります。

クレジットカードを作成して利用するとその履歴は、個人信用情報機関やクレジットカード会社に情報として蓄積、共有されます。
返済が滞ることなく健全な活用ができていれば、その利用履歴が記録(クレジットヒストリー)となって、2枚目以降のクレジットカードの審査に有利に働くこともあります。

また、学生では利用限度額が抑えられていることが普通ですが、クレジットヒストリーを蓄積されることで社会人になってから早期に限度額の増額ができるようになるでしょう。
今後、キャッシュレス社会はさらに進むため、クレジットカードは身分や信用を保証するステイタスにもなります。

ネット通販が爆発的な人気を集めていますが、クレジット決済することにより翌日便などの利用が可能となることもあります。
事前の銀行振り込みやコンビニ後払い、代金引換は現金が手元にないとできませんが、クレジットカードはほぼ1ヵ月遅れの支払いとなるため、それまでに口座に入金しておけば何も問題がありません。

大学生のクレジットカードはこんなに便利

大学時代に短期留学したり、卒業旅行のために外国に行く場合、支払いは現地の通貨、紙幣かクレジットカードになります。
最近では、現金払いが認められていない国も多いため、海外旅行損害保険が付帯されているクレジットカードを作っておくと便利ですよ。
中には、ホテルなどの施設の優待割引がついていたり、年会費が安いクレジットカードもあるので、学生のうちはお得な特典が満載のものを作っておくといいですね。
クレジットカードにはETCや電子マネーサービスが付属されたものも多く、1枚あればさまざまな楽しみ方もできます。
さらに、買い物や決済ごとにポイントが溜まるシステムになっているため、マイルや電子マネーとして使用することも可能です。

これまでは保護者が保有するクレジットカードの家族カードを所有することが多く、ステータス性の高いサービスや高額な補償を利用することができたかもしれません。
しかし、個人カードではなくクレジットヒストリーが残らないため、学生のうちに自分のカードを作っておいた方がいいでしょう。