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失敗しない内定辞退のタイミングとコツ

失敗しない内定辞退のタイミングとコツ

内定辞退が必要となる場合とは

労働力不足といわれる現代では売り手市場なので、これから就活を迎えるという学生にも追い風が吹いていることでしょう。
私は幾分、就職状況が好転してきた時期に就活ができたもののそれでも今と比べると厳しかったと思います。
私が大学に入学したときに既に卒業していた先輩たちは、就職氷河期と呼ばれる求人倍率0.6倍という時代に苦しんだ世代となります。

優秀な人材をいち早く手に入れたい企業では、内々定を早々に出す傾向が高いことから、就活中に複数の会社から内定を頂くことも珍しくないでしょう。
A、B、Cの3社から内定をもらい、悩んだ結果A社に行くことを決めたとします。
内定をもらったB社、C社には内定辞退を伝えなくてはなりません。

せっかく内定を頂いたという気持ちから、断るのが忍びないと内定辞退を先延ばしにすることで相手先に大きな迷惑をかけてしまうことになります。
会社側は内定辞退者が出ることはある程度想定して内々定や内定を出しますが、あまりにも辞退が多いと再募集する必要も出てきます。
内定辞退をする場合は、できるだけ相手方を待たせずに連絡することが大切です。

内定辞退はできるだけ早くが常識

内定辞退をする際、最も大切なことはできるだけ早く先方に伝えるということです。
いつまでも内定枠を押さえることで、辞退する人間のために採用されない就活生もでてきます。

社会人の常識として「悪い報告ほど早くする」ということがあります。
「申し訳ない」「なんて言っていいかわからない」などと先延ばしにすることはやめましょう。

入社ギリギリまで内定辞退を引き延ばすと、最悪の場合新入社員枠に欠員が出たまま新年度をスタートさせなければならないことにもなりかねません。
それこそ非常識な人間と業界にも悪い噂が流れてしまうこともあります。
ビジネスの世界は案外狭いので、入社しなくても何らかの形でその後に関わってくることもあり、大きなマイナスとなります。

内定辞退の連絡は必ず電話で

最近、若い社員が病気で欠勤する場合だけでなく、退職までLINEを使って上司に連絡するということが話題になっています。
学生時代の友人同士の連絡とは違って、ビジネスシーンでは大切な連絡は電話や対面が常識であるということを理解しておきましょう。

内定辞退の場合は、電話で誠意を伝えながらお断りするのが常識です。
言葉ではなかなか伝えにくいため、事前に紙に書きだして言わなければならない内容を整理してから電話をかけるようにしましょう。

伝える内容としては、内定を辞退する「理由」、内定を頂いたことに対する「感謝」、内定を辞退することに対する「謝罪」を3本柱として文章を組み立てます。
丁寧な言葉を選びながらも、はっきりと辞退の意向を伝えないと「まだ迷っているようだからもう一押ししてみよう」と思わせてしまうことがあるので、注意が必要です。