ストレートネックとは
どこにいても検索したりSNSにアクセスできるスマホはとても便利なツールとはいえ、使いすぎるとストレートネックなどの弊害が出てくることも見逃せません。
ストレートネックというのは別名「スマホ首」とも呼ばれており、めまいや頭痛、肩こりの原因ともなります。
人間の首の骨というのは7つの骨で形成されており、真ん中の部分が前方に軽くカーブしているのが正常な状態です。
ところが、スマホを使う時間が長い人では下を向いていることが多いため、カーブの部分がまっすぐになってしまった状態、つまりストレートネックになりがちです。
自分がストレートネックかどうかは簡単に調べることができます。
まず、壁を背に向けて立ち、壁にかかととお尻、そして肩をつけます。
この状態で頭が壁から離れている人は、ストレートネックです。
ストレートネックがひどくなると、手のしびれや吐き気などといった症状が出てくることもありますので、スマホの使いすぎには十分に注意しましょう。
ストレートネックを予防するためには
ストレートネックを予防するためには、30分に一回は休憩をすることが大切です。
できればスマホは目の高さで使うようにし、片手持ちではなくて両手で持つことによってもある程度ストレートネックを予防することができます。
寝ている時の枕の高さや硬さによってもストレートネックがひどくなることがありますので、枕を調整することも大切です。
枕が高すぎると、常に下を向いている姿勢になってしまうためストレートネックが助長されます。
ですから、高すぎない枕を使うように心がけましょう。
枕があまり柔らかくても首が緊張してしまうため、どちらかと言うと硬めの枕を使うのもおすすめです。
ストレートネックに効果のあるストレッチ
ストレートネックにはストレッチが効果的ですので、日常生活に取り入れることをおすすめします。
両足を肩幅に開いて立ち、両手を後ろで組んで胸を開き、予定をできるだけ下に引き下げます。
この時、肘はしっかりと伸ばしておくようにします。
次に両手をできるだけ上にあげますが、この時に肩が上がらないように注意します。
このストレッチをすることによって上腕二頭筋をしっかりと伸ばすことができます。
また、頭に手を当てて首を左右に伸ばすことによって、斜角筋のストレッチができます。
同様に首を左右斜め前にストレッチすれば、僧帽筋を伸ばしてストレートネックの症状を和らげることができます。
人間の頭は4kgから6kgの重みがあり、ストレートネックになってしまうと肩などに余計な負担がかかりますので、日頃からスマホを見る時間を制限するなどして、できるだけストレートネックにならないような工夫をしたいものです。