母島の小富士へのアクセス
小笠原諸島は東京都内にありながら自然に恵まれており、2011年には世界遺産にも指定されているエリアとして有名です。
東京都心からは南南東約100kmの地点に位置しており、30余の島々は観光スポットが数多く、日本とは思えないような景色を楽しむことができます。
小笠原諸島内で住民が居住しているのは母島と父島だけで、母島は父島の南方約50kmの地点に位置しています。
母島にアクセスするためには、空路ではなくて海路を利用します。
東京の竹芝客船ターミナルから「おがさわら丸」に乗って24時間、父島に到着した後は「ははじま丸」に乗り換えて約2時間で母島に到着します。
おがさわら丸の乗船券は乗船予定日の2ケ月前の9:00から発売が開始されますが、ゴールデンウィークや夏休みは予約開始の特定日が設けられています。
ははじま丸は週に4〜5便就航しており、父島から日帰りで母島に行って戻って来ることも可能です。
毎日運行しているわけではないので、小笠原諸島に行って母島を観光する予定を立てている人は「小笠原海運」のホームページであらかじめ運行時刻表を確認しておきましょう。
ははじま丸の運賃(2等)は片道が5310円で、燃料油価格変調整動金が別途必要になります。
個室椅子席を利用するのであれば、これに加えて3,000円から5,000円の運賃がかかります。
ははじま丸に乗船するための予約は必要なく、乗船する前に片道ずつ購入するシステムになっています。
母島の小富士の魅力
母島には「小富士」と呼ばれる山があり、ハイキングを楽しめるようになっています。
小富士にはサンゴの美しい南岬からアクセスできるようになっており、頂上(86m)までは20分ほどで到着できるようになっています。
南埼の亜熱帯林を2kmほど歩き小富士に登るコースの所要時間は約4〜5時間で、ガイド料金は6,500円からです。
なお、小富士に登頂する前に小笠原母島観光協会に申し込んでおけば、小富士の登頂記念証を発行してくれます。
記念証は氏名と日付が入っていて、発行料金は300円です。
母島の小富士周辺のおすすめグルメスポット
母島の小富士周辺には地元の食材の旨味を活かした料理が食べられる食事処がいくつかありますので、お昼時に合わせて行ってみるのも楽しいものです。
「大漁寿司」は母島では唯一の寿司屋で、コスパの良い新鮮な刺身盛りはもちろんのこと、巨大なカツ丼も人気があります。
刺身盛りは一人前とは思えないほどの量なので、2人で行ってひとつ注文するのもいいかもしれません。
キャベツの千切りとスターフルーツが乗っている冷やし中華も一年中食べられるので、ぜひトライしてみてください。