学生×社会人カップルは別れやすい?
自分が学生で相手が社会人のカップル、または、年齢が上の大学生同士で交際を始めて相手が社会人になってしまったカップルでは、学生×社会人という交際になります。
学生同士のカップルの場合、学校や学部、学科が違っていてもキャンパスライフにそれほど違いはないため、2人の時間を合わせるのに苦労することはありません。
また、試験やイベントなども同じ時期にあるため会えない時間があってもお互いに理解のうえなので、トラブルが生じることも少ないでしょう。
一方、どちらか一方が社会人になると生活が激変します。
勉強やサークル活動、アルバイトなどを自分のペースでできる学生とは違い、自由がほとんどないためなかなかプライベートな時間をつくれなくなります。
また、会社や企業は利潤を追求することが最優先されるので、そのための残業やクライアントの接待、同僚や先輩、上司とのコミュニケーションなど、自分が望まない時間を過ごさなくてはならないことも多くなるでしょう。
交際していても時間を作って会うことができないばかりか、連絡をもらっても返せないことも頻繁となり疎遠になりがちです。
また、やっと休日ができても心や体を休めたい、普段できない用事を済ませたい、など貴重な時間の過ごし方にも変化が生じます。
学生生活しか知らない者と学生の甘さを痛感している相手の間で、それぞれにストレスや不満が蓄積し、すれ違いも多くなることから、ちょっとしたことで爆発して別れてしまうという可能性もあるでしょう。
学生×社会人カップルを長続きさせるためには
学生×社会人カップルが長続きするためには、まず相手の立場をよく理解するということが大切です。
学生の立場からみれば、社会人の厳しさを分かっているつもりであっても現実をよく理解できないため、相手に対してわがままを言ってしまいたくなります。
「残業や仕事上のつきあいがあることは仕方がない」「たまの休みであればデートではなくゆっくり体を休ませてあげたい」「深夜や早朝のメールやラインはしないで、日頃も頻繁に連絡するのはやめよう」などと相手を思いやることができれば、付き合いを長続きすることができるでしょう。
逆に社会人の立場であれば、「学生生活を経験しているからといって甘えている」と思うのではなくて、そういう時代も大切だと思うことも大切です。
また、「働いている自分に合わせて当然」と思うのではなく、たまには自分の方から連絡をして誘ったり、時間をつくったりする努力をすべきでしょう。
「絶対外せないイベントを事前に決めておく」「連絡頻度のルールを作っておく」などとともに、結婚を考えているような相手であれば、長いスパンで将来のビジョンを理解し合うことで不安がなくなり、一定の距離をおきながらも長く付き合うことができるでしょう。