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防災グッズ

大学生におすすめの防災グッズ

非常時に必ず役立つグッズとは

大学生が防災グッズを準備するとなると、「本当に必要なのか」と感じるかもしれません。しかし、地震や台風、大雨など、日本に暮らしていれば災害と無縁ではいられません。とくに一人暮らしの学生にとって、いざというときに頼れる人がすぐ近くにいない可能性もあり、自分の身を守るための備えは欠かせません。

まず備えておくべきは、「飲料水」「非常食」「モバイルバッテリー」の3つです。飲料水は1日1人あたり2Lが目安。3日分は最低でも確保しておきたいところです。非常食は調理不要でそのまま食べられるレトルトや缶詰、栄養補助食品などが便利です。また、停電時に必須となるモバイルバッテリーは、容量が大きめで複数回充電できるタイプを選ぶと安心です。

加えて、「ライト(ヘッドライトタイプ推奨)」「携帯ラジオ」「簡易トイレ」「常備薬」なども、あると心強いアイテムです。大学生にとっては学業や就職活動に支障をきたさないためにも、通信手段や衛生環境を確保する備えがとても大切です。

購入時にチェックしたいポイント

防災グッズをそろえる際には、「使いやすさ」と「コンパクトさ」が重要です。たとえば、収納スペースが限られている学生寮やワンルームの部屋では、場所を取るアイテムよりも、多機能で省スペースなものが好まれます。

ライトやラジオなどの電気製品は、「電池式」よりも「手回し発電+USB充電対応」といった多機能型を選ぶと、電源確保が難しい環境でも活用できます。非常食も、好みやアレルギーに応じて選べるラインナップが増えており、実際に試食してから選ぶと長期保存でも安心です。

また、最近では「防災リュックセット」など、必要なものが一式入っている商品も多く販売されています。内容を確認し、自分に必要なアイテムが揃っているかチェックしたうえで購入しましょう。自分で個別にそろえるより手間が省ける点は魅力ですが、中には不要なものが多く含まれている場合もあるため、パッケージの中身は必ず確認してから選ぶのが賢明です。

さらに、費用面についても意識が必要です。大学生にとっては大きな出費に感じられることもありますが、必要最低限のグッズであれば5,000〜10,000円程度で揃えることが可能です。命を守る備えと考えれば、決して高い買い物ではないでしょう。

保管場所とメンテナンスの工夫

せっかく防災グッズを揃えても、「いざという時に見つからない」「電池切れで使えない」では意味がありません。そこで、防災用品はすぐ手が届く場所にまとめて保管しておくのが基本です。たとえば、玄関の靴箱の上やベッド下の収納ケースなど、避難の動線上に置いておくと、すぐに持ち出すことができます。

非常用リュックに入れておく際は、年に1回を目安に中身を見直しましょう。食料や水は賞味期限、モバイルバッテリーは蓄電状態、乾電池は液漏れなどをチェックします。意外と忘れがちなのが「季節ごとの装備」です。冬であればブランケットやカイロ、夏であれば冷却シートや虫よけなど、気温に応じた備えも見直しの際に追加しておきたいポイントです。

また、防災グッズの一覧をスマホのメモ帳やアプリで管理しておくと、確認・更新がしやすくなります。特にアプリを活用すれば、賞味期限の通知やチェックリスト機能もあるため、忙しい学生でも継続的にメンテナンスが行いやすくなります。

防災は「備えた人だけが得をする」性質のものです。日常の延長線上で、少しずつ意識を向けておくことが、いざという時に自分と周囲を守る大きな力になります。