1. ~
  2. ~
  3. 就活×Instagram活用術
スマホを操作する

就活×Instagram活用術

Instagramを就活に使う目的とは

SNSといえばプライベートな投稿のイメージが強いかもしれませんが、Instagramは就活でも有効なツールです。特にデザイン系・アート系・建築系といったビジュアルを重視する業界では、ポートフォリオとして活用する学生も増えています。

Instagramを就活に使う目的は、主に「自分の強みを視覚的に伝えること」「活動のログを残すこと」「企業の担当者にアプローチするきっかけをつくること」の3つに集約されます。履歴書やESでは伝えきれない情報を、写真やキャプションで補完することで、よりリアルな人物像を印象付けることができるのです。

また、企業側もSNSを使った人材リサーチを行うことがあります。とくにクリエイティブ職では、Instagramの運用センスやビジュアル表現をチェックされるケースもあるため、戦略的な活用が評価に直結する可能性があります。

アカウント構成と投稿例を考える

就活用Instagramアカウントを作成する際には、はじめに全体の「世界観」を定めておくことが大切です。テーマカラーや写真のトーン、統一感あるキャプション表現などは、ひとつのブランドのように「自分」という人物を演出するための要素になります。

投稿の内容は、自分が携わったプロジェクト、学外活動、制作物、アルバイト経験などを中心に構成しましょう。たとえば「大学のゼミで作成したマーケティング企画書」「自主制作のイラスト作品」「現場実習で得た気づき」などが良い例です。

キャプションでは、単なる説明にとどまらず「この活動から得たこと」「どんな工夫をしたか」など、自分なりの視点や思考を盛り込むことで、見る側の印象を強くします。また、ストーリーズのハイライト機能を活用すれば、活動ジャンルごとにまとめて紹介できるため、初見の訪問者にも分かりやすい導線を作ることが可能です。

ハッシュタグにも工夫が必要です。「#就活アカウント、#デザイン学生、#インターン経験」など、検索されやすいタグを用いることで、同業界の人や企業に見つけてもらいやすくなります。

注意すべきポイントとリスク管理

便利なInstagramですが、運用には注意すべき点もあります。まず最も重要なのは「情報の開示範囲を自覚すること」です。公開アカウントにしている場合は、誰が見ているか分からないため、発言内容や投稿画像には慎重になるべきです。

たとえば、過去に批判的な言動をしていたり、社会的な倫理から逸脱した行動を示すような投稿が残っていると、企業側の印象を大きく損ねるリスクがあります。就活用のアカウントを新たに作るのが理想的ですが、もし既存アカウントを使う場合は、過去の投稿を一度洗い直し、見られても問題ない内容に整えておくことが必要です。

さらに、著作権や肖像権の侵害にも注意しましょう。他人の作品や画像を許可なく使用したり、第三者の顔が映り込んでいる写真を投稿することは、トラブルの原因になります。自分の成果や経験を伝える際は、あくまでも「自分自身の活動」にフォーカスし、他者の権利を尊重する姿勢を大切にしてください。

最後に、投稿頻度やタイミングもポイントです。放置されたアカウントや、一度きりの投稿では、継続性や本気度が伝わりません。月に数回でもよいので、自分の就活に関連する行動や思考をこまめに発信することが、信頼性のあるアカウント作りに繋がっていきます。