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恋愛はコスパが悪い?

恋愛はコスパが悪い?

大学生といえば、そろそろ異性と付き合いはじめる年ごろでもあります。
しかし、そんな恋愛について最近の大学生は「コスパが悪い」と考えていることがわかりました。
彼氏や彼女と付き合うとなると、デートに出かけて食事をしたり映画を見たりと、なにかと物入りになることも確かです。

事実、エウレカと中央大学文学部の山田教授が共同で行った「日本の恋愛・結婚意識」調査によると、異性探しや付き合いに精神的・金銭的、さらに時間的な負担がかかることから、若者は「男女の恋愛はコストパフォーマンスが悪い」というイメージを持っていることが判明しました。
アンケートに回答した男女5,000名のうち、55%は「交際したい」と回答したとはいえ、実際に相手を見つけるために活動をしている人は15%にとどまっています。

交際したいのに活動しない理由としては、「どうしてよいのかわからない」「恋愛に対して受動的な性格」という回答が大部分を占めました。
コストパフォーマンスが悪いという意味は、金銭的なことに限らず「自分の時間や趣味を失ってまでも恋愛をしたいとは思わない」という意味も含まれています。
また、「男女の交際にはリスクがつきもの」と考えている人が多いことも調査結果から判明しました。
「相手が自分を受け入れてくれるかどうか不安」「断られてしまうかもしれない」という理由から、恋愛をどちらかというとネガティブなものと考えている若者も多いようです。

リターンを考えてみよう

恋愛はコスパが悪い、リスクがあると考えて恋愛に踏み切れない大学生は、恋愛のポジティブな面について考えてみてはいかがでしょうか。
恋愛は対人関係の経験の一つですから、経験することで人間として大きく成長することができるはずです。
また、恋をすると今までになかった感情が自分に芽生えてくるのを実感できるはずです。
毎日が新しい発見の連続で、自分では気づかなかった感情と対峙することができますし、何よりも深い対人関係を経験できるという大きなメリットが恋愛にはあります。

さらに、恋をすることによって何かに励むための原動力を得ることができる場合もあります。
これまで何回挑戦しても駄目だったダイエットや筋トレも、好きな異性がいれば自然とがんばれるものではないでしょうか。
以前よりも衣服や身だしなみに気を使うようになる、清潔感を意識してさわやかな印象を持ってもらえるなど、恋愛のもたらす恩恵は計り知れません。

一人だけの時間を持つことももちろん重要ですが、人と時間を共有するようになれば他人への思いやりの気持ちも養うことができます。
対人関係に時間とお金をかけることで対人経験値を得られると思って、ぜひ前向きにとらえてみてください。