熱海梅園への旅のコンセプト
マリンスポーツやキャンプが楽しめるレジャー施設に出かけるのも楽しいけれど、日本ならではの豊かな自然をじっくり鑑賞するのも時にはいいものです。
春といえば桜の花が名高い日本にも、梅の花が格別美しく咲き乱れる人気スポットがいくつかあります。
そのうちのひとつ、熱海梅園は東京からも約1時間15分という便利な場所にあります。
車を使わなくても、JR熱海駅から伊東線で乗り換えて来宮駅から歩いて12分でアクセスできるので、何人かのグループで訪れてみるのもおすすめです。
熱海梅園は明治19年に開園した由緒ある梅園で、60品種・469本の梅が咲き誇っています。
中には樹齢100年を超える梅もあり、歴史をひしひしと感じさせてくれます。
熱海梅園の醍醐味
熱海梅園は熱海市市営の梅園で、年中無休なうえ入園料は無料です。
ただし、梅まつりの期間は混雑を避けるために8:30〜16:00の間は有料(大人300円、市民・別荘所有者・市内宿泊者100円、中学生以下無料)となっています。
熱海梅園の歴史は古く、1885年に国内初の温泉療養施設「噏滊館(きゅうきかん)」が作られた際に遊歩公園として造成されました。
園内には「梅園六名木」と呼ばれる「根なし梅」「供養梅」「石割榊(いしわりさかき)」「腰掛欅(こしかけけやき)」「三つ子樟(みつごくす)」「貫一・お宮の梅」がある他、風情のある梅園五橋もあり、格式のある雰囲気をかもし出しています。
園内には「澤田政廣(さわだせいこう)記念美術館」もあり、梅まつり期間中は梅園の入園チケットで入館することができます。
澤田政廣は熱海出身の彫刻家で、文化勲章を受賞した他、熱海市名誉市民としても有名です。
館内には彫刻作品の他にステンドグラスや絵画などの作品も展示されていて、見ごたえがあります。
じっくり鑑賞すると1〜2時間かかるので、時間的に余裕を持っていくことをおすすめします。
美術館では常設展の他に、年間を通して展覧会を開催しており、スケジュールに関しては熱海市のホームページで確認できます。
熱海梅園の楽しみ方
日本一の早咲きが楽しめる熱海梅園では、毎年1月初旬から3月初旬にかけて「熱海梅園梅まつり」を開催しています。
見頃は2月上旬から下旬にかけてですが、早咲き・中咲き・遅咲きの梅があるため、何度か訪れるとまた違う風情が楽しめます。
期間中はお土産店や足湯などがオープンし、大道芸や歌謡ショー、熱海芸姑連による園芸会も開催されます。
開花状況は、Facebookページの写真アルバムに随時アップされます。
さらに熱海梅園には約380本の紅葉も植えられていますので、秋に訪れて春との違いを感じるのも面白いのではないでしょうか。