鳥取県東部になる鳥取市の日本海側を広がる海岸砂浜です。観光可能な砂浜としては日本最大で南北2.4km、東西16kmに広がっています。
1955年に国の天然記念物に、2007年に日本の地質は百選に選定されました。
風と砂によって作り出される風紋が一面に広がり、刻々とその姿を変えていく様子は芸術です。
JR鳥取駅、鳥取空港から車で15分の距離にあり、鳥取県のシンボルとされています。
意外に勾配がきつい鳥取砂丘
目の前に広がる砂丘は一見ゆるやかに見えますが、実際に歩いてみると勾配がきつかったりします。
さらに柔らかい砂の上を歩くので体力を使うので1歩1歩力を入れて、前かがみで登ると少しは楽になるはずです。
鳥取砂丘を登り切ると日本海が一望できます。真っ青な空と海に茶色の砂に圧倒されるはず。
特に日の入りは格別なので、一度は見ておきたいものです。
鳥取砂丘といえばラクダ!?
鳥取砂丘ではラクダにまたがって周辺を歩くことができます。料金は大人、子ども共通で1300円、大人と子どもの二人乗りで2500円です。
7分程度乗ることができます。ラクダは側対歩といわれる歩き方が特徴です。右前肢と右後肢、左前肢と左後肢がペアになって歩きます。
そのため、馬とは違った乗り心地です。
ラクダに乗らなくても撮影だけでも100円からできます。
鳥取砂丘のアクティビティ
鳥取砂丘を見るだけではありません。
スノーボードに似たサンドボードや初心者でも気軽に体験できるパラグライダー、砂の上も走れる自転車ファットバイクなど、砂を使った色々なアクティビティを楽しめます。
砂浜を舞台にした砂浜ヨガもあり、風や波、自然の音を聞きながら、自分の身体が目覚めるのを感じられるでしょう。
季節に合わせて朝日、夕日、夜とさまざまな砂丘の表情を楽しみながらヨガができます。
鳥取砂丘で落書きは禁止
鳥取県は2019年4月、鳥取砂丘にアルファベットと顔のような落書きが見つかったと発表しました。
職員の手によって落書きは消されましたが、落書きに対して巡回を強化しています。
実は鳥取砂丘への落書きは条例で禁止されていて、特に外国人観光客へ落書きしないよう注意を呼び掛けています。
砂浜に落書きといってもすぐに消せるのではと思うかもしれません。背景としては許可なく広告物を掲示することが禁止されていることも関係します。
景観を損ねるひわいな落書きだけではなく、広告かどうか判断が難しい落書きもあり、落書き自体が禁止されたわけです。
条例では面積が10平方メートルを超える文字、図形、記号を禁止し、違反すれば5万円以下の罰金となります。