あなたの強みを何ですか?は必ず聞かれる
就職活動において乗り越えなければいけない絶対的な壁となって立ちふさがっているのが面接です。
この面接にはある程度テンプレートとなっている質問がありますが、そのテンプレートの質問でも答えるのがちょっと難しいものがあります。
それが「あなたの強みは何ですか?」とか「あなたが得意とすることを教えてください」という質問になります。
この強みを回答するときには実は優先順位というものが存在します。
この優先順位を理解することが、面接における得意とすることや長所を回答する基本的な考え方になるのです。
どう答えればいいのか?
まず覚えておいてもらいたいのが、適切な答えとして推奨されている順番です。
その順番はポータブルスキル⇒テクニカルスキル⇒ヒューマンスキルとなっています。
この「ポータブルスキル」とはわかりやすく記載すると仕事の内容に活かせるスキルではなく社会人全般として持っていることでどこにいても役立つスキルとなります。
具体的には「提案力」とか「マネジメント力」などが該当するでしょう。
「テクニカルスキル」というのはいわゆる仕事に直結する資格やその仕事の経験といった履歴書に必ず書かれる項目になります。
「ヒューマンスキル」というのはいわゆる「忍耐力がある」とか「責任感が強い」とか「柔軟性がある」といった回答となるでしょう。
これら3つを理解したうえで、可能であれば「ポータブルスキル」を答えて、それが無理なら「テクニカルスキル」で話せるようになりましょう。
曖昧な言葉は避けるべき
先ほど紹介した「ポータブルスキル」と「テクニカルスキル」を用いることができるという人は具体的な回答ができるという人でしょう。
例えば「ポータブルスキル」をはっきりと答えられる人は「私は前職で新たな商品開発における新商品立案を行い今では会社の売上の○割を実現しております、御社でも既成概念にとらわれずに提案を行い、売り上げアップに貢献できると考えています」といった回答ができるのです。
「テクニカルスキル」も同等で「○○歴3年というキャリアがあり~」といった回答ができるのです。
問題はこの2つを使った回答ができない「ヒューマンスキル」で勝負しないといけない人です。
この場合で注意しないといけないのが、具体的に回答できることが思いつかないゆえに曖昧になってしまうことです。
「明るい性格が自慢でムードメーカーでした」といった答えは避けましょう。
必ず具体的なエピソードを添えてください。
強みを表現する言葉を考えておくこと
強みを表現するときに多くなる「コミュニケーション能力が高い」とか「明るい性格」とか「忍耐力に自信がある」という言葉は、面接官にとっても聞きなれた言葉であり、印象に残りません。
印象に残るようにするには、必ず具体的なエピソードや修飾語を付けることで強みをより強調する必要があるのです。
忍耐力や体力に自信があるという人も「忍耐力と体力に自信があるからどんな仕事でも大丈夫」という答えは避けましょう。
「卒業論文を作成するために1万回以上の繰り返し実験を毎日○時間以上続けることができた」といった内容を加えることで、「忍耐力と体力に自信がある」という言葉も印象が強くなります。