一人暮らしのメリット
地方から都市部の大学に通う場合は、寮や下宿でない限り1人で部屋を借りて生活することになります。
早く親から自立したいと考えていた人にとって待ちに待った一人暮らしでは、実家暮らしではできないメリットが数多くあります。
最も大きなメリットは自由な生活を手に入れることができるということではないでしょうか。
起床、就寝、食事、入浴、など基本的な生活のリズムを自分で決定することができます。
夜中まで起きていようが何日か入浴しなかろうが、誰からも小言を言われることがありません。
実家では個室を持っていてもなかなかプライベートな時間を持つことは難しいものですが、一人暮らしであれば生活全体がプライベートな時間となります。
いつ友人や恋人を招いて泊めてもガミガミ言われることもありません。
一人暮らしのデメリット
まず一番気になる費用についてですが、部屋の賃貸のために敷金、礼金、家賃、共益費などの初期費用がかかるだけでなく、テレビや洗濯機、冷蔵庫などの家電品を揃えるのにもお金がかかります。
都市部になればなるほど、毎月の家賃、食費、光熱費などを支払うと仕送りがほとんどなくなるため、アルバイトをせざるを得なくなることもあるでしょう。また必須アイテムとなるスマホ代などの費用も必要で、大手キャリアのままだと苦しくなる可能性があります。そうした場合は、家族割を継続して使うか、格安SIMに乗り換えるなどして対策しましょう。
生活全般において自己責任において全て自分で行わなければなりません。
炊事、洗濯、掃除などの家事は意外に面倒で時間がかかるものです。
食べ終わった後の食器を流しにつけておいても、誰も洗ってくれません。
スマホのアラームや目覚まし時計だけが頼りで誰も起こしてくれませんし、病気やケガの時も一人で耐えなければならず、灯りのない誰もいない部屋に帰るのもとても寂しいものでしょう。
実家暮らしのメリット
大学生の一人暮らしと実家暮らしを比較して、最もメリットが大きいのがお金の面ではないでしょうか。
一人暮らしの費用のなかで最もウエイトを占める家賃がいらないというのは大きいものです。
もちろん食費、光熱費なども一切かからないので、アルバイトをすれば丸々自分のことだけに使うことができます。
実家から大学へ通う条件に親がお小遣いを負担してくれている家も多いのではないでしょうか。
大学生になっても中高生の生活と変わらぬまま、服を脱ぎっぱなしにしても部屋を散らかし放題にしていても母親が全て面倒みてくれるので、身の回りのことを自分でする必要もありません。
甘えているようですが、試験前や就活中などの体力的にも精神的にも疲労が蓄積する際には、何も心配しないでご飯が食べられるという環境はとてもありがたいものでしょう。
実家暮らしのデメリット
実家から大学まであまり距離がなければ問題はありませんが、片道1時間半を超えると通学がかなり負担になります。
サークル活動や飲み会でもいつも終電を気にしなくてはならず、友達が気軽に家に立ち寄ったり泊まらせたり、また、彼女を自由に呼んだりすることができないのも不便でしょう。
実家暮らしは特に何もする必要がないのでとても楽ですが、一方でいつまで経っても親離れ、自立ができないという問題もあります。
就職で初めて一人暮らしすることになれば、家事ができない、健康管理や金銭管理ができない、何より精神的な自立ができない状態で社会の荒波にもまれなくてはならないことになります。
【記事参照】
①一人暮らしのメリット・デメリットを徹底調査!